本音
こんなときに言えない冗談も
頭が良ければ言えたのにな
知ったような顔して私を決めつけた
あの子よりは馬鹿じゃない
ただ誰かの力になりたかった
役に立たないと言われてきたから
ひとつふたつ重ねた、ありがとうが
ひとつずつ自信になった
奢られたいわけではなかった
お高くとまるひとにはなるまいと
それなりに評価をもらえるなら
何も要らないとさえ本音だった
だけど、大事に育てた自信の種を
花咲く前に踏み荒らされてさ
何も言わないと思わないでよ
悲しいのは私よ
これをただの嫉妬、
なんて言われてあまりに私がかわいそう。
あの子はずるい人。
こんなことをゆう私がわるいひと
居場所を奪われ、作り上げたものは死んだ
そんなつもりじゃなかったと言い回る
あの子はかわいい人。
私はわるいひと
あの子はずるい人よ